vol.01 伝説のスケーター

COLUMN

2022.05.24

コラム

フィギュアスケート

テーマ:

vol.01 伝説のスケーター

※アイススケートファンクラブ “アイスクリスタル”の会報誌に掲載している
弊社代表、真壁喜久夫のコラムを紹介して参ります。

アイスクリスタル会員の皆様、いつもご愛顧いただき本当にありがとうございます。 諸般の事情で約2年間ストップしていました会報誌がようやく再発行される体制ができ、たいへんうれしく思います。今後は年間3号を目標に発行し、会員の皆様に支持される会報誌を目指していきますので、どうぞよろしくお願いします。

さて、今回は改めまして私とスケートの関わりを書かせていただきます。

 (株)CIC設立はちょうど10年前ですが、そこから更に15年程前の1983年頃からスケートに携わってきました。最初は、既に第5回を迎えたNHK杯のお手伝いだったと思います。イベントの運営や演出を職業としていますので、スケート以外のスポーツやコンサートなども手掛けており、当時は格別スケートに興味があるという訳ではありませんでした。1984年、サラエボで冬季五輪が行われ、金メダルを獲得したイギリスのアイスダンスに感動しました。“トービル&ディーン”・・・・ボレロ1曲で芸術点においてジャッジ全員が6・0をつける演技でアイスダンス史上初とのこと。その後、あまりに2人のインパクトが強いため、“ボレロ”がしばらく使用されなかったという伝説になったスケーターです。その時にVTRで見たかどうかは記憶にありませんが、約1年後に日本でプロフィギュア選手権というイベントがあり、生でボレロを見ることができました。思えば、このことがスポーツとしての勝負であるところとは別に、エンターテイメントとして魅力を感じた最初のきっかけでした。

その10年後、2人は1994年のリレハンメル五輪で再びアマチュア復帰し銅メダルを獲得。1995年バーミンガムで世界選手権が行われ視察に行きました。同時期に同じイギリスのアバディーンという都市で2人を中心としたアイスショーが開催されていると聞き、どうしてもプロとしての演技をまた見たいと思い、ロンドンから飛行機で約1時間かけ見に行きました。髪の毛が黒いのが目立つのか東洋人が珍しいのかジロジロ見られましたが、ショーは想像通りの凝った演出と、衰えを全く感じさせない素晴らしい演技で、まさに伝説のスケーター“トービル&ディーン”でした。

次回は“フィリップ・キャンデロロとの出会い”です。