vol.10 2003長野オリンピック5周年記念エキシビション
COLUMN
代表コラム
~ アイスショーと私 ~
2022.06.20
コラム
フィギュアスケート
テーマ:
vol.10 2003長野オリンピック5周年記念エキシビション
2003年は2月に長野オリンピック5周年を記念したエキシビションを開催。フィリップ・キャンデロロは勿論、カザコーア&ドミトリエフ、アニシナ&ペーゼラなど、ファンタジーオンアイスのレギュラーメンバーに加え、荒川静香さん、髙橋大輔さん、前年の世界選手権の銅メダリストの村主章枝さんや本田武史さんも出演し、成功裡に終了しました。
同年3月には、前年11月の新横浜公演が成功して気をよくしていたので、ファンタジーオンアイスを札幌と大阪で公演しました。初めての地方公演ということで、フィリップ・キャンデロロ以下ベストメンバーで臨み、期待しましたが、観客動員は思わしくありませんでした。勿論、売券状況が悪ければ告知をもっとしなければいけないはずなのに、その告知を見ていったい何人の人がチケットを買ってくれるのだろうか?どうしてももうこれ以上予算をかけられないというネガティブな考えに陥ってしまい、また大赤字となりました。
CICは今後もショーの内容には大きく関わらなければならないので、主催でいることは変わりませんが、この体験により、今後は新聞やテレビなどの媒体にも一緒に主催となってもらうことを原則にしようと心に決めました。長野オリンピック5周年のエキシビションの成功に私も助けられ、また、出演した村主さん、本田さんにとってもその後3月の世界選手権(ワシントン)で、二人揃って2年連続で銅メダル獲得という快挙に繋がったと思っています。